屋根の遮熱対策リフォーム費用や事例を公開!遮熱塗料・屋根材・シート、どれが良い?

日差しの強い季節になると、屋根裏からの熱気がひどい……。そんなお悩みをお持ちなら、屋根のリフォームを兼ねた暑さ対策をするのはいかがでしょうか。築年数が10〜15年前後の住宅は、ちょうど屋根のメンテナンス時期を迎える頃。「遮熱塗装」「遮熱屋根材」「遮熱シート」などのリフォームで、屋根からの熱気を防ぎましょう。今回は、築年数に合わせたリフォーム方法や、塗装・葺き替え・重ね葺きなどの施工費用・事例、塗料や屋根材の種類などについて、幅広くご紹介します。

【築年数で考える】屋根の遮熱リフォーム方法

屋根のリフォームは、築年数によって最適な方法が異なります。
どのくらいの時期にどんな方法が適しているのかを見ていきましょう。

築10年前後=遮熱塗料で塗装

築10年前後の屋根で屋根材そのものに問題がなければ、塗装のメンテナンスだけで済むのが一般的です。
この場合は、遮熱効果のある塗料を選んで暑さ対策をすると良いでしょう。

ただし、初期の頃のノンアスベストのスレート瓦・コロニアル屋根など、一部の屋根材は劣化が早く、塗装してもすぐに剥離してしまう傾向があります (商品例:ニチハの『パミール』など)。
このような屋根材は、次にご紹介する葺き替えや重ね葺きのリフォームを行うのがおすすめです。

築20年以上=葺き替えor重ね葺きも視野に

屋根材の多くは、築20年を過ぎると何かしらの劣化が始まります。
傷み具合によっては塗装リフォームで済む場合もありますが、屋根材を新しくする工事も検討し始めたほうが良いでしょう。

屋根材を新しくする場合は、屋根と下地を全て交換する「葺き替え」か、既存の屋根に新しい屋根材を重ねる「重ね葺き(カバー工法)」かを、選ぶことになります。
この際に、遮熱効果をあわせ持つ屋根材にすることで、屋根から伝わる熱を軽減させることができます。

>> 葺き替えの費用相場と施工例!リフォーム時期の目安は?
>> 重ね葺き(カバー工法)の費用・事例!葺き替えとの違いは?

遮熱シートを施工する方法も

屋根の状態が良く、塗装や葺き替え・重ね葺きなどを必要としない場合は、屋根裏や屋根の表面に遮熱シートを貼るという方法もあります。
これだけでも遮熱塗料に近い効果が表れるというデータがありますが、基本的には屋根裏に熱が溜まりやすくなるため、棟換気を設置するなどの対策が合わせて必要となります。

屋根の遮熱リフォーム費用相場

各工法の価格差についても、解説しておきましょう。
それぞれの方法の1㎡あたりのリフォーム費用は、おおむね下記の通りです。

工法 施工費用(平米単価)
遮熱塗装 3,000~6,000円/㎡
葺き替え/重ね葺き 6,000~13,000円/㎡
(※葺き替えのほうが高額)
遮熱シート 2,500円前後/㎡

なお、いずれの工事も諸経費・運搬費などの料金や、15〜20万円程度の足場の設置費などが別途かかる可能性があります。

また、塗装の場合には洗浄代、重ね葺きの場合は下地材、葺き替えの場合には下地材+既存屋根材処分費が、それぞれ加算されます。

最終的にかかる費用は、必ずリフォーム会社に現地調査・見積書作成をしてもらった上で、確認するようにしてくださいね。

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【築年数別】屋根の遮熱塗装/重ね葺き/葺き替え施工事例

以下は、当サービス『リショップナビ』に加盟するリフォーム業者が、屋根の遮熱対策工事を行った実例です。

ほかのご家庭では、築何年でどのような工事を実施しているのか、総額費用はいくら位か、といった点もぜひ参考にしてくださいね。

築10年以内

屋根・外壁を『ガイナ』で塗装

築年数 10年
リフォーム費用 屋根:15万円
外壁:56.8万円
工事期間 14日
築10年を迎えた3階建てのこちらのご家庭では、外装全体のメンテナンスを希望されたため、遮熱断熱塗料の『ガイナ』を使用し、屋根・外壁ともに塗装を行いました。
大半の住宅は、屋根と外壁が同じタイミングでメンテナンス時期を迎えます。足場の設置費用を節約するためにも、一度にリフォームを行うのがおすすめです。

>> この事例の詳細を見る

外装メンテナンスのタイミングで、屋根を遮熱塗装

築年数 10年
リフォーム費用 屋根:38万円
外壁:82万円
工事期間 16日
築10年ほど経っていたため、メンテナンスとして外壁・屋根の塗装リフォームをご希望されたお客様。
2階の部屋が夏場にとても暑くなるので「せっかく塗装するなら、屋根には遮熱塗料、外壁には防水効果の高い塗料を使いたい」というご要望に添い、それぞれ適した製品を採用してリフォームしました。

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築11〜20年

劣化が進む前に、『クールタイト』などで屋根&外壁を塗装

築年数 15年
リフォーム費用 屋根:30万円
外壁:70万円
工事期間 11日
築15年を過ぎ、苔などの汚れが目立ち始めていたこちらの屋根。遮熱シリコン塗料の『クールタイト』で屋根を塗装しました。
遮熱塗装は屋根材の温度上昇を抑えるだけでなく、劣化を防ぐ役割も果たします。傷みが進まないうちに施工すると安心です。
同時に外壁も、水性ラジカル塗料『プレミアムシリコン』で塗装しています。

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『アドグリーンコートGL』などで屋根・外壁を遮熱塗装

築年数 16年
リフォーム費用 157万円
工事期間 21日
外壁の色あせやヒビが気になっていたため、塗装リフォームのご依頼をいただきました。
『アドグリーンコートGL(屋根)』『クリーンマイルドシリコン(外壁)』などの製品を用いて、屋根・外壁を遮熱塗装。まるで新築のように美しく仕上がっています。

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ニチハの『横暖ルーフ』で重ね葺き&外壁も塗装

築年数 10年
リフォーム費用 屋根:100万円
外壁:70万円
工事期間 17日
屋根の塗膜が劣化していたため、軽量で遮熱性の高い『横暖ルーフ』を重ね葺きしました。
外壁も塗装し、スタイリッシュな外観に変身です。

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築20〜30年

傷んだ屋根を遮熱塗装で再生し、外壁もおしゃれに

築年数 20年
リフォーム費用 屋根:40万円
外壁:60万円
工事期間 13日
塗膜が剥がれており、傷んでいた寄棟屋根を遮熱シリコン塗料『クールタイト』で塗装リフォーム。
外壁も、淡いイエロー&グリーンで可愛らしく塗り分けました。

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清潔感のあるカラーで外壁・屋根を遮熱塗装

築年数 28年
リフォーム費用 88万円
工事期間 10日
外壁まわりに劣化が目立ってきており、普段目が届かない屋根の状態についてもご心配されていた施主様からのご依頼でした。
遮熱塗装のリフォームにより、建物の耐久力アップや、冷房の使いすぎ防止などが期待できます。

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和瓦を『遮熱グラッサ』へ葺き替え

築年数 30年
リフォーム費用 210万円
工事期間 10日
築30年以上経った日本瓦から、遮熱効果を持つスレート(コロニアル)屋根『遮熱グラッサ』へ葺き替え。野地板の上張り、防水シートの張り替えもあわせて行いました。
「2階の温度が下がったように感じる」と施主様が実感するほど、遮熱効果が高まりました。
また、一緒にベランダのリフォームも行いました。

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屋根のメンテナンスの時期を迎えたら、遮熱リフォームにも最適なタイミングです。
まずはリフォーム業者に屋根の状態を確認してもらい、どのような素材をどのように施工すれば効果的か相談してみましょう。

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屋根の遮熱リフォームの主なメーカー品

屋根の遮熱リフォームに使用される素材には、様々な種類があります。
最後に、遮熱塗料・遮熱屋根材・遮熱シートの、主なメーカー品の特徴についてもチェックしておきましょう。

遮熱塗料のメーカー品

日進産業『ガイナ』

『ガイナ』は、ロケットの塗装技術を応用して開発された、断熱セラミック塗料です。
特殊なセラミック層が熱を均衡化し、暑さも寒さも伝わりにくくします。
さらに、音の吸収や振動を軽減する働きもあり、騒音対策にも役立ちます。
エスケー化研『クールタイト』
ウレタン樹脂系の屋根用遮熱塗料。太陽光の中でも特に放射熱エネルギーの高い「近赤外領域」を反射し、温度の上昇を防ぎます。
また、汚れに強く、汚染によって遮熱効果が弱まる可能性を軽減。品質を長く保つ力があります。
NCK『アドグリーンコート』
ヒートアイランド対策を目的として作られた、特殊セラミックスを原料とする水系塗料です。
太陽光の近赤外線を反射、さらに放熱することで屋根の熱を逃がします。
VOC(揮発性有機化合物)が少ない環境塗料として高く評価されており、住宅はもちろん、工場・店舗・学校などでの施工事例も豊富にあります。

遮熱屋根材のメーカー品

ケイミュー『遮熱グラッサ』
平形のスレート屋根材で、紫外線のダメージに強い「グラッサコート」や、赤外線を反射する特殊な顔料が表面に施されています。
環境省からもその技術を認められており、ヒートアイランド対策に効果があることが実証されています。
ニチハ『センタールーフ(横暖ルーフ)』

サビに強い遮熱鋼板を使用した金属系の屋根材で、芯材に断熱材(硬質ウレタンフォーム)が使用されています。

フッ素樹脂塗装により塗膜の耐久性が高く、耐用年数は約15〜20年。
超高耐久の製品『横暖ルーフ プレミアムS』や『横暖ルーフα プレミアムS』なら、一般的な亜鉛メッキ鋼板の約3~6倍長持ちします。
プレミアム高反射瓦(新東)
優れた遮熱性で、近赤外線の約40%を反射する陶器瓦。プレミアム釉薬を採用した、高級感のあるマーブルカラーも選べます。

瓦一体型太陽光発電との相性も良く、デザイン性を維持しつつ、温度の上昇によって発電率が低下するのを防ぎます。
新色の「マーブルブラック40」は、一般的な黒の化粧プレートと比べると反射率は約8倍、表面温度は約22℃も低下することが実証されています。

遮熱シートのメーカー品

ライフテック『サーモバリア』
アルミ純度99%以上のアルミニウム箔の間に、ポリエチレンなどを挟んだシートです。
高い反射率で太陽からの輻射熱を反射し、建物や室温の上昇を防ぎます。
住宅ではもちろんのこと、店舗や工場などでも遮熱塗装の代わりに屋根表面に施工された実績が多く、塗装のムラによって遮熱効果にばらつきが出る問題を解消します。
サワヤ『冷えルーフ』
金属折板屋根用の屋上遮熱シート。
折板屋根の表面に施工することで日陰と風の通り道を作り、温度上昇を防ぎます。
雨音による騒音を抑制する効果も期待でき、集合住宅や、工場・事務所・倉庫などの遮熱対策に適しています。

気になる施工方法やメーカー品がある場合や、費用面が不安な時などには、リフォーム業者に質問してみると良いでしょう。
屋根の遮熱対策に慣れたスタッフであれば、プロの視点から、おすすめのリフォームの仕方についてもアドバイスしてくれるはずです。

納得できるプランで、耐久力も機能性も高い屋根にリフォームしたいですね!

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更新日:2019年12月10日
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