断熱リフォームの種類を解説!費用と工期の目安はどれ位?補助金の申請期限はいつまで?

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【最新版】断熱リフォームの種類を解説!費用と工期の目安はどれ位?補助金の申請期限はいつまで?

更新日:2023年06月02日

リビングの写真

断熱リフォーム(リノベーション)で、家の中の寒さ・暑さを解消したいとき、具体的にどのような種類の工事があり、どの程度のリフォーム費用がかかるか不安になる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、一戸建てやマンションにおいて、外壁・内壁・窓などの断熱リフォーム(リノベーション)を実施する場合の価格相場や工事期間、そして2023年度の補助金制度の詳細や受付期間について、わかりやすく解説します。補助金の対象となるLIXILなどのメーカー品もご紹介しますので、チェックしてみてくださいね。

この記事の目次

(※記事内情報引用元:LIXILYKK APウッドワン各ホームページより)

断熱リフォーム(リノベーション)で解決できること

「断熱リフォーム」は、以下のような生活環境を改善したい方に適しています。

家の中が冬は寒く、夏は暑い

断熱リフォームの種類を解説!費用と工期の目安はどれ位?補助金の申請期限はいつまで?

まずは、やはり家の中の寒暖対策をしたいときですよね。
冬には室内の暖気が家の外へ漏れ出ることを防ぎ、夏は暑い外気が室内に侵入しないようにできるのが、断熱リフォームの基本です。

エアコンの効きが悪く冷暖房代がかかる

エアコンの効きが悪く冷暖房代がかかる

またこれにより、冷暖房を使いすぎることがなくなるため、節電対策になるので光熱費が削減でき、最近問題になっている電気事情にも貢献できます。
エアコンの効率が悪いのは、暖気・冷気が室内外へ漏れてしまうことが原因です。

壁や窓にカビ・結露が発生しやすい

壁や窓にカビ・結露が発生しやすい

リフォーム部位によっては、室内外の極端な温度差がなくなり、結露やカビの発生を抑制できるでしょう。工事内容によっては防音効果も発揮し、併せて耐震性が上がる建材も流通しています。

>> 結露の原因・対策とは?窓サッシ・壁紙の結露を防止する方法

屋根や天井、床、外壁、浴室やトイレ、家全体などの修繕のためにリフォームを検討されているときは、建物の長期保存や過ごしやすい家づくりにつながる、断熱対策を一緒に行うことをおすすめします。

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断熱リフォーム(リノベーション)の種類・費用・工期

断熱リフォームには、外壁・屋根・内壁・床に「断熱材」や「断熱パネル」を入れたり「断熱塗料で塗装」したりするほか「内窓(インナーサッシ)を追加して二重窓にする」などの方法があります。

それぞれの価格(平米単価)や工事期間の目安は、下記の通りです。

工事の種類 価格相場 工期
壁に断熱材を施工 約4千~3万円/㎡ 2週間~1ヶ月
天井の断熱化 約4~8千円/㎡ 2~4日
床下の断熱化 約4~8千円/㎡ 床下から断熱材を追加する場合=1、2日
床材の張り替えも行う場合=3~6日
内窓(インナーサッシ) 約8~30万円/箇所 1、2日
外壁・屋根の断熱塗装 外壁=約2.3~4.5千円/㎡
屋根=約3~6千円/㎡
1~4週間
工事の種類 価格相場 工期
壁に断熱材を施工 約4千~3万円/㎡ 2週間~1ヶ月
天井の断熱化 約4~8千円/㎡ 2~4日
床下の断熱化 約4~8千円/㎡ 床下から断熱材を追加する場合=1、2日
床材の張り替えも行う場合=3~6日
内窓(インナーサッシ)の追加 約8~30万円/箇所 1、2日
外壁・屋根の断熱塗装 外壁=約2.3~4.5千円/㎡
屋根=約3~6千円/㎡
1~4週間

断熱リフォームの費用相場は、施工する部位によって差があります。
例えば壁の内側に断熱材を入れる場合、一度既存の壁を剥がさなくてはならず、壁の解体・補修・下地張り・仕上げ材の施工も行うため、リフォーム費用は1㎡につき1万円前後かかります。

断熱リフォーム(リノベーション)の種類・費用・工期

断熱の方法や施工場所にもよりますが、断熱リフォームをする際にかかる総額費用は、最終的に20~120万円になることが多いです。
一戸建て住宅の壁全体をまるごと断熱化すると、300~500万円以上かかる場合もあります。

なお、施工費を安く済ませるために壁の1面のみを施工しても、断熱効果はほとんどないので注意してください。

予算や優先的に断熱したい部屋について、リフォーム会社と相談しながら決めていくのが良いですね。

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以下より、さまざまな断熱リフォームの工法や特徴について、もう少し具体的に解説していきます。

壁の断熱リフォーム

壁の断熱リフォーム

壁・屋根の断熱化リフォームでは、断熱材を利用する場合、費用は1㎡につき約4千~3万円です。

工法や施工面積によって変動しますが、壁全体を断熱化した場合、総額80~350万円になるケースが多いです。工期も2週間~1ヶ月とかなり幅があります。

特に壁のリフォームでは、外側から施工するか・内側に断熱材を敷き詰めるか、といった工法の違いや、施工範囲によって価格が大幅に変動します。
外側からリフォームする場合、天候によって工期が長くなる可能性もあるため、現地調査の際に、リフォーム会社に目安期間を聞いておくと良いでしょう。

天井の断熱リフォーム

夏場に天井から暑さを感じている、もしくは冬場に天井からの冷たい風を感じているようでしたら、天井裏を断熱リフォームするのも良いでしょう。
工事期間は2~4日位と短く、天井裏に断熱材を隙間なく敷き込むだけで、室内温度を適温に保てるようになることが期待できます。

天井の断熱リフォーム

天井の断熱リフォームでは、断熱材を天井の骨組みの間に敷く「敷き込み工法」、もしくは綿状の断熱材を吹き込んでいく「吹き込み工法」が一般的です。
吹き込み工法は、梁などの障害物が多い天井でもリフォームしやすいのが特徴です。

断熱材の材料費もさほど高くはなく、1㎡あたりの施工費用は約4~8千円なので、例えば一戸建てで20㎡位の天井なら、8~16万円程度で家全体の天井裏を断熱リフォームできます。

天井の断熱リフォーム

天井裏に人が入れるスペース、および人が入っても充分な強度があれば、天井裏から施工が可能なので、天井材を剥がさずにすみます。

一方、天井を外す必要がある工事の場合には、リフォーム費用が+20万円以上高くなることも多いので、見積もりの際にリフォーム業者に確認しておきましょう。

床下の断熱リフォーム

畳やフローリングからの冷えが気になる方には、床下断熱がおすすめです。

床下の断熱リフォームは、一戸建ての場合は床材を剥がすことなく、床の裏から断熱材を入れることが可能なケースが多いです。
もちろん床材が劣化している場合には、一緒に張り替える工事を依頼することもできます。

床下の断熱リフォーム

工事は、床下から断熱材を追加する場合は1、2日で完了し、床材の張り替えも同時に行う場合は3~6日位かかります。

床下の断熱リフォームの費用相場は、天井のリフォームと同様で1㎡につき4~8千円程度です。
ちなみに、床暖房の設置とあわせて、床下に断熱材を追加するのも良策です。

内窓(インナーサッシ)を追加するリフォーム

室内で適温になった空気は、窓の隙間から外へ逃げていきやすい性質があります。
内窓(インナーサッシ)の設置によって気密性を高めることにより、断熱効果が上がります。
さらに窓ガラスを断熱性の高い物にすると、より効果的です。

内窓(インナーサッシ)を追加するリフォーム

内窓を設置するリフォームは、1ヶ所につき8~15万円前後、人が出入りできるサイズの掃き出し窓なら10~30万円前後で施工可能です。

窓ガラスの種類によって価格が異なり、単層ガラス<複層ガラス<断熱複層ガラスの順に高額になっていきます。
家の断熱性に合わせて、リフォーム会社のアドバイスを聞きながら素材を選ぶとよいですね。

なお気密性を上げる窓・サッシのリフォームは、結露対策や防音対策にも最適です。
工期は1、2日と短期間なので、すぐに防寒・防音リフォームをしたい方にもおすすめです。

>> 窓のリフォームで使える補助金

外壁・屋根の断熱塗装

外壁・屋根の断熱塗装

断熱塗料の『ガイナ』などを用いて、外壁塗装屋根塗装を行う方法もあります。
断熱塗装の価格は、外壁なら1㎡あたり2.3〜4.5千円、屋根なら1㎡につき3〜6千円前後で、工期は1~4週間位です。

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【2023年度版】断熱リフォームの補助金制度・申請期間

断熱リフォームの補助金制度・申請期間

本章では断熱リフォームの際に活用できる補助金制度について解説します。
補助金の多くは、夏から秋にかけて受付を終了する傾向があるため、計画的に申請スケジュールを組むことをおすすめします。

2023年度に利用できる補助金制度は下記表の3つです。

補助金制度名 補助金額 応募期間
先進的窓リノベ事業 一戸あたり200万円を上限
※対象となるリフォーム工事の補助金額が合計5万円以上が補助対象
2023年3月31日~遅くとも2023年12月31日 (※予算の上限に達し次第、終了)
こどもエコすまい支援事業 一戸あたり30万円を上限
※対象となるリフォーム工事の補助金額が合計5万円以上が補助対象
2023年3月31日~遅くとも2023年12月31日 (※予算の上限に達し次第、終了)
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 一戸あたり120万円を上限とし、対象経費の3分の1以内を補助 2023年3月20日(月)~2023年6月16日(金)17時メール必着

上記の補助金制度について詳しく紹介するので、断熱リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。

先進的窓リノベ事業

先進的窓リノベ事業は、既存住宅における窓の高断熱化を促進するため、改修に係る費用の一部を補助します。

エネルギー価格高騰への対応や、2030年度の家庭からのCO2排出量削減への貢献、2050年ストック平均でZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とする事業です。

補助金制度名 先進的窓リノベ事業
対象となる住宅の種類/申請者 ● 建築から1年が経過した住宅、または過去に人が居住した住宅
● 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をする方
● 窓のリフォーム工事をする住宅の所有者
概要・要件 補助対象の期間内に既存住宅の住宅所有者などが、本事業の登録事業者「窓リノベ事業者」と契約し、窓(ガラス)を交換(断熱改修工事)するリフォームが対象。
補助金額 ● 上限:一戸あたり200万円
※対象となるリフォーム工事の補助金額が合計5万円以上が補助対象

【対象工事別金額】
● ガラス交換:4,000円〜48,000円
● 内窓設置:30,000円〜124,000円

● 外窓交換(カバー工法):51,000円〜183,000円
● 外窓交換(はつり工法):51,000円〜183,000円
※戸建て住宅・低層集合住宅の場合。

※上記工事につきましては、サイズや性能によって補助額が異なります。
申請受付期間 2023年3月31日~遅くとも2023年12月31日 (※予算の上限に達し次第、終了)
対象契約期間 2022年11月8日~遅くとも2023年12月31日
※出典:先進的窓リノベ事業公式サイト

こどもエコすまい支援事業

こどもエコすまい支援事業は、リフォームする住宅を所有している方で、リフォーム工事が補助対象であれば全世帯の方が受けられる制度です。

また、新築や注文住宅の方の場合、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯を対象としています。

高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、省エネ投資の下支えを行い、2050年のカーボンニュートラルの実現を図ることを目的としています。

補助金制度名 こどもエコすまい支援事業
対象となる住宅の種類/申請者 ● こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方
● リフォームする住宅の所有者等であること
概要・要件 【開口部、外壁、屋根・天井または床の断熱改修】
● 本事業の事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみを対象とする
● 外壁、屋根・天井または床(基礎断熱)​の部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材(省エネ基準レベル、ZEHレベル)を利用する断熱改修を対象とする
補助金額 ● 上限:一戸あたり30万円
※対象となるリフォーム工事の補助金額が合計5万円以上が補助対象

【対象工事別金額】
● 外壁の断熱改修:56,000円〜151,000円
● 屋根/天井の断熱改修:20,000円〜54,000円
● 床の断熱改修:34,000円〜92,000円
申請受付期間 2023年3月31日~遅くとも2023年12月31日
(※予算の上限に達し次第、終了)
着工日の期間 2022年11月8日~遅くとも2023年12月31日

>> こどもエコすまい支援事業について詳しくはこちら

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業(通称:旧・断熱リノベ)」は、一戸建て住宅やマンションにおいて、断熱工事の際に利用できる補助金制度です。

該当物件にお住まいの方はもちろんのこと、管理組合の代表の方(集合住宅の場合)も申請可能です。

補助金制度名 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
対象となる住宅の種類/申請者 ● 一戸建て、集合住宅いずれも対象
● 個人の所有者(所有予定者も含む)、集合住宅の場合は管理組合の代表者も対象
概要・要件 「断熱材・断熱窓・断熱ガラス」(15%以上の省エネ効果が見込まれる建材)を使用して、リフォームする場合が対象
(※一戸建ての場合は、家庭用蓄熱設備や家庭用蓄電システムの導入なども対象)
補助金額 〈一戸建ての場合〉
● 一戸あたり120万円を上限とし、対象経費の3分の1以内を補助
※家庭用蓄熱設備も購入・設置した場合……20万円を上限に、別途補助
※家庭用蓄電システムも購入した場合……20万円/台を上限に、別途補助

〈集合住宅の場合〉
● 一戸あたり15万円を上限とし、対象経費の3分の1以内を補助

申請受付期間 2023年3月20日(月)~2023年6月16日(金)17時メール必着
※出典:既存住宅における断熱リフォーム支援事業公式サイト
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【2023年度版】自治体が実施している断熱リフォーム補助金制度

自治体が実施している断熱リフォーム補助金制度

本章では各自治体が実施している断熱リフォーム補助金制度を紹介します。ご紹介するのは東京都・大阪府堺市・福岡県の例です。

利用可能地域 補助金制度名 補助金額 応募期間
東京都 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業 高断熱窓・高断熱ドアへの断熱改修:対象経費の3分の1(最大116万円) 2022年6月22日(水)~2025年3月31日(金)
堺市 住宅・建築物断熱改修等補助事業 断熱改修工事費用の3分の2以内 (※窓口にお問い合わせください)
福岡県 福岡県既存戸建て住宅断熱改修費補助金 断熱改修工事費用の3分の1(最大120万円) 2023年4月1日~2024年3月31日(※予算の上限に達し次第、終了)

それぞれ、解説していきます。

東京都で実施されている断熱リフォーム補助金制度

東京都で実施されている補助金は、高断熱窓・ドアへの改修や、蓄電池、V2H等に対して補助を行うとともに、併せて太陽光発電設備を設置する場合に上乗せして補助する事業です。

この事業は、省エネ性に優れ、災害にも強く、健康にも資する断熱・太陽光住宅の普及拡大を促進するために行われています。

補助金制度名 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
実施地域 東京都
対象となる住宅の種類/申請者 2022年4月1日から7月31日までに工事完了または契約締結したもの
※2023年1月30日以前に交付申請があった案件も含め、2023年1月31日以降は、交付決定前でも、交付申請後(交付申請書がクール・ネット東京に到着した日の翌営業日)であれば、契約締結・施工の案件も補助対象
概要・要件 【高断熱窓の場合】
● 一つ以上の居室において、全ての窓について、高断熱窓を設置すること(対象製品に関する要件あり)。

【高断熱ドアの場合】
● 高断熱ドアを設置すること(対象製品に関する要件あり)。
補助金額 ● 高断熱窓への断熱改修:対象経費の3分の1(最大100万円)
高断熱ドアへの断熱改修:対象経費の3分の1(最大16万円)
申請受付期間 2022年6月22日(水)~2025年3月31日(金)必着(※予算の上限に達し次第、終了)
※出典:東京都公式ホームページ

大阪府堺市で実施されている断熱リフォーム補助金制度

「住宅・建築物断熱改修等補助事業」は、窓の断熱改修などの断熱改修工事を行う住宅の所有者に対して、工事費用の一部を補助する堺市の制度です。

補助金制度名 住宅・建築物断熱改修等補助事業
実施地域 堺市
対象となる住宅の種類/申請者 ● 耐震改修工事を行う一戸建ての住宅、長屋住宅、共同住宅
(店舗等の用途を兼ねるものは、店舗等の用に供する部分の床面積が延べ床面積の2分の1未満のものに限ります)
● 所有者が複数あるときや、居住者などが異なるときは、申請者以外の同意を得ていること
概要・要件 【開口部の断熱改修】
開口部比率にかかわらず、以下のすべてに適合する工事。また、断熱基準に規定する日射遮蔽を行う必要のある開口部については、同規定に適合する日射遮蔽を同時に行うこと。

● 最低1つの居室のすべての開口部を熱貫流率を3.49以下とする。
● 2つ以上の開口部の改修。
● 開口部の断熱改修により影響が及ぶ範囲内の開口部の改修。

【壁、床、天井または屋根の断熱改修】
開口部以外の断熱改修工事は、各規定に適合する断熱材設置工事。
ただし、開口部の断熱改修を実施した居室の断熱性能の向上に寄与しない断熱材設置工事は対象外となる。
補助金額 断熱改修工事費用の3分の2以内
● 戸建て:最大30万円
● 共同住宅、長屋住宅:一住戸あたり最大15万円
申請受付期間 記載なし
※利用を検討している方はお問い合わせをしてみてください。
【問い合わせ先】
建築都市局 開発調整部 建築防災推進課
電話番号:072-228-7482
ファクス:072-228-7854
※出典:堺市公式ホームページ

福岡県で実施されている断熱リフォーム補助金制度

福岡県では、脱炭素社会の実現に向けて既存住宅の省エネルギー化を促進するため、既存戸建て住宅の断熱性能を向上させる改修工事等の経費の一部を補助する制度があります。

補助金制度名 福岡県既存戸建て住宅断熱改修費補助金
実施地域 福岡県
対象となる住宅の種類/申請者 ● 福岡県内に存する既存戸建て住宅かつ専用住宅であること
● 耐震性を有するもの(補助事業の完了までに、耐震性を有する改修工事が施工完了となるものを含む。)であること
● 過去にこの要綱に基づく補助金の交付を受けたことがないものであること

● 自らが常時居住するために住宅を所有する個人
● 自らが常時居住するために住宅を改修し当該住宅を所有しようとする個人

概要・要件 ● 省エネ効果(15%以上)が見込まれる改修率を満たす、高性能建材(断熱材、窓・ガラス+玄関ドア)を用いた既存戸建て住宅の「断熱リフォーム工事」
● 「断熱リフォーム工事」と併せて行う「高効率省エネ設備機器の設置工事」
補助金額 断熱改修工事費用の3分の1(最大120万円)
申請受付期間 2023年4月1日~2024年3月31日(※予算の上限に達し次第、終了)

>> 断熱(省エネ)リフォームなら減税制度も利用できる?

補助金対象になる主なメーカー品5選

それではここで「先進的窓リノベ事業」や「こどもエコすまい支援事業」などの補助対象になる、メーカー品の例について確認しておきましょう。
とりわけ「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」対象の製品は、15%以上の省エネ効果が期待される建材ですから、リフォーム後の変化が楽しみですね。

LIXIL『ココエコ(インプラス/ウォール インプラス/フロア インプラス)』

デザイン性の高い住宅設備で定評のある、LIXIL(リクシル)社が提案する『ココエコ』
「先進的窓リノベ事業」や「こどもエコすまい支援事業」など、いずれの補助金も申請可能で、外気に面する窓・壁・床をリフォームできます。

窓には、内窓の代表的な製品「インプラス」を施工。
床の上には15mm厚の「フロアインプラス」をプラスすることで、フローリングも真新しく。
既存の内壁の上に、わずか24mmの高性能の真空断熱材「ウォールインプラス」を貼ると、壁紙自体も美しく一新できます。

LIXIL社のデータによると、冬場のエアコン使用時の壁面温度が、施工前に比べて6.7℃もアップします。

一戸建てでもマンションでも、一部屋ごとのリフォームが可能なので、例えばリビングのみの断熱リフォームもOK。
数日で完工するため、住みながらの工事が可能です。

日本製紙木材『スーパージェットファイバー』

「既存住宅における〜」の補助対象になる『スーパージェットファイバー』は、吹き抜け工法用のセルローズファイバー材。
売れ残った新聞古紙を主原料としており、一般的なガラス繊維断熱材に比べて製造エネルギーは約5分の1と、とてもエコな製品です。

木質繊維ならではの吸音性や吸放湿性もあるため、防音効果や結露対策も期待できます。

YKK AP『マドリモ 内窓 プラマードU(Low-E複層ガラス仕様)』

内窓のリフォームには、おしゃれで高性能な建具メーカーとしても人気のYKK AP社の『かんたん マドリモ 内窓 プラマードU』も一押し商品です。「先進的窓リノベ事業」の補助金も利用可能です。

施工時間は、1窓あたり約1時間。
一戸建てはもちろん、マンションの専有部分にも施工可能です。

窓枠のカラーは、木目調・ホワイト・グレーなどの6タイプから選べるので、インテリアに合わせてコーディネートできます。

ウッドワン『あったかべ(RC構造用)』

ウッドワン社の断熱改修パネル『あったかべ』は「次世代省エネ建材支援事業」の補助対象です。

既存の壁に貼るだけで、体感温度が約4℃向上、省エネ等級ワンランクアップに相当する効果を得られます。
室内側からパネルを取り付けるだけの簡単な工事のため、大掛かりな作業が必要なく、リーズナブルかつスピーディーに、リフォームできます。

RC構造用の商品なので、マンションでの断熱工事に打って付けです。
総厚みは34.5mmと薄いので、室内スペースが極端に狭くなる心配もありません。
内窓の設置工事と組み合わせることで、より高い断熱性能を期待できるでしょう。

>> 次世代省エネ建材支援事業については詳しくはこちら

永大産業『エコ熱プラス フローリング』

「次世代省エネ建材支援事業」補助対象になる潜熱建材・『エコ熱プラス フローリング』は、永大産業社と三菱ケミカルインフラテック社が共同開発した自信作です。
2018年度に「第63回木材加工技術賞」を受賞するほど、木材加工・利用技術を高く評価されています。

12mm厚のフローリングに潜熱蓄熱材が内蔵されており、省エネ機器で作られた温水を循環させることによって放熱し、室内の温度を快適に保ちます。
冬場は窓から自然光を取得・蓄熱し、日没後に放熱させるため、暖房代を節約できるでしょう。

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「内断熱(内張り断熱・充填断熱)」と「外断熱(外張り断熱)」の違い

ところで断熱材のリフォームには、大きく分けて「内断熱(内張り断熱・充填断熱)」・「外断熱(外張り断熱)」と2通りの工法がありますが、具体的に何が違うのか気になっている方もいらっしゃると思います。

そこで、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて解説しておきましょう。

内断熱(内張り断熱・充填断熱)とは

「内断熱」「内張り断熱」「充填(じゅうてん)断熱」とも呼ばれ、会社によって工法はやや異なりますが、柱や梁の間を埋めるように断熱材を詰めていくのが一般的です。

内断熱(内張り断熱・充填断熱)とは

「断熱パネル工法」や「吹き込み工法」も、この内断熱の一種です。
外壁・天井・内壁・床に施工する場合に用いられる工法で、リフォーム費用は外張り断熱に比べると安く、1㎡につき4千~2万5千円程度です。

柱と柱の間に断熱材を詰めるので、壁を厚くする必要がありません。
敷地面積を広げずに断熱の施工を行えるため、都市部の狭小住宅などに非常に適していると言えるでしょう。

内断熱(内張り断熱・充填断熱)とは

屋根の部分は断熱材で覆うことができず、また柱がある部分は断熱材が途切れてしまいます。
後述する「外張り断熱」の工法と比較すると、断熱効果がやや劣るというデメリットがあります。

注意点として、コンセント・配管周囲にも断熱材を丁寧に施工しないと、コンセント周りに気温差で結露が発生する危険性があるので、充填断熱の施工経験が豊富なリフォーム会社に任せられると安心でしょう。

外断熱(外張り断熱)とは

「外断熱」「外張り断熱」とは、外壁・屋根や、建物の基礎部分に施工する場合に採用される工法で、建物の構造ごと断熱材で覆います。
柱や梁の外側に断熱材を施工するので、断熱材が分断されることがなく、高い断熱効果を生むことのできる方法です。

外断熱(外張り断熱)とは

外断熱の最大のメリットは断熱性の高さです。
部屋全体が、断熱材でぐるっと囲まれ、包まれている状態になるので、熱の出入り口がほとんどなく、夏は外からの熱を遮断し、冬は室内の熱を逃がさないというメリットがあります。
コンセントや配管の周囲が結露する心配もありません。

外断熱(外張り断熱)とは

リフォーム時の価格帯は1㎡あたり8千~3万円と幅があり、高額になりやすく、柱や梁も断熱材で覆うため、その分だけ壁の厚みが増してしまいます。

断熱材の上に外壁を作ることになるので、正確な施工が施されていないと、災害や経年劣化などによって破損する可能性があります。
不慣れな業者に工事を依頼しないよう、注意したほうがよいでしょう。

>> 外断熱リフォームとは?工法の違いや費用相場

断熱リフォームは家を快適にできる

外断熱(外張り断熱)とは

断熱リフォームにおいて、どの工法や製品が適しているかは、建物の構造や、住む方がどのような生活スタイルであるかによっても異なります。

納得のいくリフォームを実現するためには、複数の施工会社と相談し、自宅に最も合った提案をしてくれる業者に工事を頼みましょう。

業者によっては、活用できる補助金の案内や申請代行などもしてくれるので、現地調査の際に聞いてみるのがおすすめです。
補助金を利用した断熱リフォームで家を快適にしましょう。

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【この記事のまとめ&ポイント!】

断熱リフォーム(リノベーション)は、どのくらいの費用や工期がかかりますか?
断熱対策の工事には、主に「壁や床下・天井に断熱材を入れる」「内窓を設置する」「外壁・屋根に断熱塗料を塗装する」といった方法があり、施工内容や規模により、施工料金や工期が異なります。

工事内容ごとの費用・工期の目安について、こちらの表に掲載していますので、参考にしてください。
断熱リフォーム(リノベーション)で、活用しやすい補助金制度はありますか?
代表的なものとしては「先進的窓リノベ事業」や「こどもエコすまい支援事業」、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」といった制度や自治体の補助金もあります。
補助金にはそれぞれ申請期間があるので、利用したい方は早めにリフォーム業者と相談すると良いでしょう。
詳しくは、こちら
断熱化リフォームでおすすめのメーカー品は?
「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」や「次世代省エネ建材の実証支援事業」といった補助金の対象にもなるメーカー品の一部をこちらでご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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  • 「風除室」設置で玄関の風除け対策!リフォーム価格・おしゃれなメーカー品は?

    玄関の風除けとして、特に北国の住まいで設置されることが多い、風除室(玄関フード)。寒い時や風が強い日に、風除室があると便利です。せっかく設置するなら、適正価格で、玄関の見映えが良くなるおしゃれな風除室を付けたいですよね。風除室の設置リフォームにかかる費用や、LIXIL(リクシル)などのおしゃれな風除室メーカー品をご紹介します。

  • 中古住宅リフォーム(マンション/一戸建て)費用&ビフォーアフター事例10選!補助金やローンは使える?

    中古物件(マンション・一戸建て)をリフォームする際に「相場はいくら?予算内でおさまる?」「優先すべき工事や、注意点はある?」といった疑問を持つ方は、多いはず。失敗しないよう、計画的に理想的な家へとリフォームしたいですよね。今回は、中古住宅でおすすめのリフォーム(断熱化・水回り・外壁など)の価格帯や、実例、活用しやすい補助金制度、施工業者の探し方などのポイントについて、まとめました!

  • 一戸建てフルリフォームの費用相場!メンテナンス時期や施工内容ごとの価格の目安・実例もご紹介

    一戸建て(一軒家)のフルリフォームの費用相場や、工事期間、施工例をご紹介します。 もしも予算やスケジュールの問題で、全面的にリフォームするのが難しい場合には、メンテナンスが必要な部位だけを優先して工事するのもおすすめです。 そのため、水回り・外装などの適切なリフォーム時期の目安や、主な施工内容別の価格帯も、チェックしておきましょう。 リフォーム費用を安く抑えるコツや、補助金(助成金)・ローンを活用したい場合のポイントも、あわせて解説します。

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  • ご希望にあった会社をご紹介!

    お住まいの地域に近く・ご希望のリフォーム箇所に対応が可能という基準を元に、厳選した会社をご紹介。可能な限り、ご要望にお応えできるように対応致します。

  • しつこい営業電話はありません!

    紹介する会社は、最大で5社まで。また、連絡を希望する時間帯をお伝え頂ければ、しつこい営業電話をすることはありません。

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